東京の中⼼にそびえたつ東京タワーの展望台から街を⾒下ろしながら、朝の静かな時間をお抹茶とお菓⼦でお楽しみいただく、 「朝茶の湯」サービスを2020年11⽉21⽇(⼟)より開催中です。
東京タワーは、総合電波塔として建てられた経緯からも、東京の中⼼に⽴っており、港区の景観条例などに⽀えられて、展望台からの眺めは今もなお素晴らしい景観を保っています。 ⽇々、⼤勢のお客様によって混雑をする展望台ですが、静かなお茶を楽しんでいただくために朝の時間帯にお越しいただき、展望台へとご案内させていただきます。東京の朝の街を眺めながらの贅沢な⼀服をお楽しみいただきます。
茶の湯には⽋かすことのできないお茶道具は、⽇仏茶道交流会(2013年設⽴。⽊村英昭副代表・⽥原崇雄副代表)の全⾯的な協⼒により、江⼾時代から連綿と継承されてきた全国より選りすぐり伝統⼯芸作家の作品を⽤いて⾏います。 茶の湯とともにはぐくまれてきた⽇本の⼯芸美をお⼿に取って体験いただきます。
(主な作家) 朝⽇焼・⼗六世松林豊斎(宇治市)・備前六姓窯元・26代⽊村桃⼭(備前市)・萩焼13代⽥原陶兵衛⼯房・⽥原崇雄(⻑⾨市)・⿊⽥藩御⽤窯・⾼取焼15代⻲井味楽・久彰(福岡市)
東京タワーのお茶席は、いわゆる正式なお茶室ではありません。ですから茶道を知らないお客様にもお気軽に参加いただける空間として私たちはこのプランをご提供します。予めご⽤意いただくお持物もありませんし、お茶席では椅⼦席もご⽤意いたしますので、正座が⼼配な⽅にも安⼼してご参加いただけます。また、外国語によるご説明(英語・フランス語・スペイン語)にも対応しますので、茶道にご関⼼のある外国⼈観光客の⽅にもお楽しみいただけます。
森 宗勇
茶道裏千家准教授・当社史料室⻑
千葉県⽣まれ。戦国武将・森忠政の流れを汲む分家の⼀つ、久留⾥藩⽼森清太夫家の16代後嗣。忠政の兄・森蘭丸は信⻑の⼩姓となり、本能寺の変で討死したことで知られる。1998年フランスに渡り、オルガンの建造技術を学び帰国。2001年から07年まで番組制作に従事。また、裏千家茶道を勢宗正に師事する。その後、裏千家・坐忘斎千宗室家元より宗名「宗勇」を賜る。2013年よりフランス・リヨン第三⼤学、およびグルノーブル・アルプ⼤学にて茶道講師を担当。2018年より当社茶道科教授